可部南小学校3年生の山まゆ学習(総合的学習)

2020.12.16・18

日時:①12月16日(火) 8:45 – 10:25 (2クラス)
     ②12月18日(金) 8:45 – 10:25 (1クラス+相談会)
場所:可部南小学校
対象:3年生3クラス(約80名)
(概要)
・クラスごとに「可部地方の『山まゆ織り』の歴史」の話をした後、これまで勉強してきている「可部の山まゆ」について、分からないことや知りたいことを書いてくれた「インタビュー用紙」の質問に沿って話をしました。(インタビュー用紙は、飼育ハウスの飼料樹剪定(11/27)終了後に子供たちから受け取った。)
・質問は約90項目。こどもたちの素朴な疑問「なぜ」にわかりやすく答えるのはなかなか難しい。
「なぜ可部紬というのか」「なぜ繊維のダイヤモンドなのか」「ハウスのネットはなぜ青いのか」「生糸と紬糸はなにが違うのか」
「天さん糸はなぜ紫外線を吸収するのか」「ヤママユは1日でどれだけ大きくなるのか」「ヤママユガは幼虫のめんどうをみるのか」
「室内でのヤママユの飼育方法は」「山まゆ工房にはどんな体験会があるか」「江戸時代から今までどのような織り機で織ってきたのか」「テレビやラジオでの放送内容は」「繭が一番多く取れた年いつで、何個か」「山まゆの森」と「山まゆ工房」の関係は」など
・2日目の相談会(クラスごと)は、まさに「行列のできる山まゆ相談会」でした。
・こどもたちのノートには山まゆの資料や勉強したことなどがビッシリ。
・「もし郷土の品に誇りを誰も持つようになったら、必ずや勢いを得てくるでありましょう。いつかきっと見直す人が出て再び立ち上ることと思います。」と『手仕事の日本』で柳宗悦が願ったことは、きっと実現するときがくるでしょう。 

「可部地方の『山まゆ織り』の歴史」
「可部地方の『山まゆ織り』の歴史」
行列のできる山まゆ相談会
行列のできる山まゆ相談会
インタビュー用紙の質問
お礼の言葉とインタビュー用紙11/17)